カシミヤの雑記ブログ

自分が気になることを書いていくブログ

うんこが流れない話

うんこを流すのに三回かかりました。

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当時中学生だった僕は便秘でした。(それは今も変わっていません)
数日ぶり待望の排泄チャンスが訪れ、僕は意気揚々とトイレに入りました。
特大のイケイケ一本糞が出てお腹の中はスッキリ、僕は満足しました。
いつものように水を流してトイレを出ようとしました。

しかし!

僕のうんこはトイレの便器の中に見事残留し、トイレットペーパーだけ流れていました。
微動だにしていないと錯覚するほど見事に残っていました。
当時家のトイレは水が貯まるまで待たないといけないタイプだったので、しばらく待つことに。
その間母を呼び、残留うんこを見せつけました。
爆笑をかっさらった僕は便座に座り、時間を待ちました。
満タンに水が貯まり、再び流しました。
念のため、残留うんこの顛末を見届けるべく、僕は便器を凝視しました。
初速の水圧でイケイケ一本糞が一気に動きはじめました。

しかし!

イケイケ一本糞は寸でのところで踏ん張りをみせました。
渦に飲み込まれる人のように流されまいと必死にもがいていました。
イケイケ一本糞の三分の二以上が吸い込まれている中、なぜか僕は「頑張れうんこ」と思いました。
健気に踏ん張る残留うんこを僕は応援せずにはいられなかったのです。
僕の分身でもある残留うんこは再び生き残り、僕の家のTOTOは再び敗北しました。
僕はもう一度母を呼び、残留うんこを見せました。
母は驚き、僕の便秘具合を心配しました。
便座に座り、水が貯まるのを待ちました。
残留うんことの思い出が僕の頭の中に走馬灯のように流れることはなかったですが、不思議と愛着が湧いてきました。
水がタンクに貯まり、いよいよお別れの時間がやってきました。
僕は断腸の思いでトイレのレバーを回しました。
水の勢いは凄まじく、あっという間に残留うんこは飲み込まれました。

以上がうんこの話になります。
その後一度だけうんこが流れない事件がありましたが、二回目であっけなく流れていきました。
もう二度とあれだけ粘り強い残留うんこに出会うこと、生み出すことはないでしょう。

便秘歴20年のカシミヤでした。